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芋ほり

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  今年の夏はナスが豊作で、こんなにたくさん食べた年は初めてという程堪能させていただきました。 しかし身体がついていかないほどのスピードで季節は移り変わり突然の秋。あっという間に芋ほりのシーズンです。 有難いことに、ブログを担当するようになり今まで気にしていなかった草花や作物で季節を感じられるようになったことで、少しだけ人間味が増したような気がしますが、世間ではそれを「加齢」というのでしょうか。 特養との境にある植樹帯が今回の舞台。 日当たり抜群ですが駐車場に隣接しており、こんな細長い場所でお芋が成長しているのか不安でした。 しかし、緑化隊長をはじめとする介護補助の職員さんと有志の住民の方々の迷いのないこなれた手捌きに圧倒されました。 スコップで優しく目星をつけピンク色のつるを辿っていくとコロンとした立派なお芋が出てきました。 地上の枝に実がなる作物と違い、土からどんな大きさでどんな形がでてくるのかワクワクするまさに宝探し状態です。   すでにたくさん収穫をしましたが、まだ土の中で出番を待っているかもしれません。 傷つけないようにスコップで優しく探ってみます。 そばで見ていて一番ワクワクする瞬間でした。 今度は深い場所にあるかもしれないと、大きなスコップを使い様子を見ていますが、その隣では収穫したお芋の土をはらい回収しています。特にピンクの緑化隊長の所作はプロの農家の方そのものです。 埋め立ての土地でもこんなに豊作です。娘の赤ちゃんだった頃を思い出すようなお芋もチラホラ見えます。 上のお芋も十分立派なサイズですが、今回の No1 は 30cm の定規より優に大きい、まるで鬼の金棒のようなお芋です。どこかでお会いしたことがあるような気がするなぁと考えてみると、隅田川沿いにこの金色バージョンがのっているビルがあったことを思い出しました。それにしてもよく折らずに掘り出せました。 毎年レジデンスでは「芋ほり→暖炉で焼き芋」という流れが恒例ですが、こんなに豊作なので甘露煮などにも挑戦したら皆様の箸休めになるかもしれません。 サツマイモは掘ってから数日間はこのように土がついたまま風通しの良い直射日光が当たらない場所で保管し、表面が乾燥したら一つずつ新聞紙でくるみ冷暗所で寝かせること2週間から1ケ月。 カビが生えないように常温で保管することで甘

小多機のハロウィンディスプレイ

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  届け物がありレジデンス内にある小規模多機能のデイルームにお邪魔すると、素敵なディスプレイで溢れていました!私はまだハロウィンに馴染みはありませんが、黒紫オレンジの組み合わせが好きなので見ているだけでテンションが上がります。 お邪魔するとまず目に飛び込んでくるのが、このガーランドです。 ボリュームがある立体的なデザインだからか天井付近にあるのにとても存在感があり、一歩踏み入れた途端にハロウィン気分が味わえます。 高さがあるので設置するのも大変だったでしょう。 壁にはクモのガーラント。 ハロウィンのディスプレイはクモやオバケ・骸骨など不気味なものが多いのですが、その不気味さを残しつつも可愛さやおしゃれ感があるのが魅力の一つだと思います。 実際、このサイズのクモがでたら猛ダッシュで逃げるか、腰が引けながらも長い竿か何かで必死に応戦するしかありません。 本来ランタンのようですが、日本のテイストたっぷりの提灯です。ゆらゆらと動く様子はオバケ味がありますが、コロンとしたフォルムが可愛らしく初めてみるデザインです。 世の中的にハロウィンがだいぶ定着してきたからか、ディスプレイのグッズも本当に増えましたね。 私のお気に入りの白!こんなキュートなオバケならもはやペットです。いや、見た目とは裏腹に人生 ( ? ) 経験豊富そうなので、頼れる相談相手かもしれません。 オレンジは王道のデザインですが、初見は口元にコウモリがいるのだと思っており、よくよく見ると歯が4本見えている口でした。どちらもとても可愛かったのでパシャパシャと撮影。 壁には利用者様がレクリエーションで作成したハロウィンの貼り絵が飾ってありました。 折り紙でカボチャを作り、スタンプやシールで花火を表現しています。立体感がありベースが黒地なのできれいに映えています。 レジデンスの見学に来られた方から「 Wi-Fi はとんでいます?」と時々聞かれるようになった驚きとおなじように、高齢者の方がハロウィンの作成をする時代に時の流れを感じます。 デイルームの壁や天井、テーブルの上にもハロウィングッズが飾られていました。 小多機は季節のイベントやディスプレイに拘っており、そのたび職員さんは業務の合間に企画をたて稟議書を書き、買い出しに行って作成や飾りつけをしてくれています。 ハロウィンはこれにとどまら

やっと

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  成人した娘と二人暮らし、日中無人の時間が多いはずなのに8月の電気料金は 13,000 円超えでした。窓を開けて頑張れないこともありませんでしたが、飼い猫が脱走する危険性と更年期特有の急な火照りはまだエアコンを必要としています。我慢をしたら医療費のほうが高くつきそうだと考えました。 10 月に入っても風はからっとしてきましたが、まだ日差しはチリチリとします。 今年は梅雨も殆どないまま高温に突入し、リンクするかのように感染者も激増。今年こそは!とせめてもの楽しみにしていた近所の夏祭りは延期に。 正直私にとって今年は「ただ暑いだけの夏」のはずでしたが、一気に気温が下がり本格的な秋の到来というニュースを見て、嬉しいはずなのに、待ち望んでいたはずなのに夏が終わる寂しさがよぎります。   夏は生き生きとした木々と真っ青で CG のような空、カラフルなお花で映えスポットがたくさんあるレジデンスですが、気付けば紅葉が始まっていました。 梅雨が短く残暑が続いたせいか、これぞ「エンドレスサマー」。 だらだらと続く暑さに落胆し怒りさえおぼえた日もあったのですが、ちゃんと四季は移り変わっていくものだと実感。 突然気温の急降下。 ニュースで都内の様子が流れていましたが最高気温が 13 ℃と、この時期にしては 88 年ぶりの寒さとのこと。街ではコートを羽織る方も多く、暖かいお蕎麦やおでんがよく売れていたと報じていました。 あれだけ嫌気がさしていた暑さなのに、突然の豹変ぶりに気持ちも身体も着いていきません。 このような天候だからでしょうか、コスモスの花がまばらに咲いていました。 しかしよく見るとたくさんのつぼみがあるので、一面ピンク色のコスモスが風にそよそよと揺れている様子を期待しながら出退勤時にチェックしたいと思います。 レジデンスの柿の実。 実はしょうじゅタウンの中で私が一番秋を感じるものです。 この歳まで自分の手の届くところに柿がなっているのを見たことがなかったので驚きました。 そしてコロナ前までは脚立を使い住民の皆様と一緒に収穫して、そのまま食べたり柿酒にしたりと秋の味覚を堪能しました。 苦手な暑さが和らぎ過ごしやすい時期になったことで、更に気持ちも弾んでいたのでしょう。すべてがキラキラした思い出です。 まだ夏らしさが残るしょうじゅタウ