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頼りにしています!小規模多機能~その2~

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  前回に引き続き、お伝えしきれなかった小多機の働きについてご紹介したいと思います。 私が感じる最大の魅力は、なにより小多機がレジデンス内にあるということです。 夜間も当直が勤務しているので一日を通し切れ間のないサポートやコール対応もスムーズに行えます。 そのため介護が必要になっても、自分の居室でその方らしい生活を継続していくことが目指せます。   デイルームの壁面にはレクで作成したアジサイや菖蒲、父の日のネクタイなどカラフルで季節感のある作品でいっぱいです。作成中には他の利用者様や職員さんとの会話も笑顔で楽しまれていらっしゃいました。   毎日身体を動かす時間も設け、お食事前には嚥下体操を行います。 同じ建物内であっても、デイルームに通うことによって頭髪やお洋服に気を配られる方も多く、いつまでも若々しく過ごす良いきっかけになっていると思います。 もう長いお付き合いになる W 様。 「ブログに載せたい」とお伝えすると「あら、ブログ?」といって、おどけて見せてくださいました。 自分の親よりも一緒に過ごしている時間は長く、もう阿吽の呼吸の関係です。 更年期障害や老いていくことへの不安など、何でも相談にのってくださる大先輩! デイルームがにぎやかなほど洗い物も増えるわけですが、キッチンは全体が見渡せる場所にあり、職員さんは皆様のご様子を確認しながら手際よく洗い物をこなしていきます。 さて、食事の場所や内容に決まりがないのもレジデンスの特徴。 その方が食べたい時に食べたいものを召し上がっていただけます。ということで、こちらの方は居室でランチタイム。 小多機の「訪問」サービスの一場面です。 この日は私が撮影をしていたのでかしこまっていらっしゃいましたが、普段は雑談を交えながら掃除やお洗濯、買い物代行の家事支援のお手伝いをします。 三時のお茶の時間です。 ご本人様のリクエストを伺いながら、職員さんは居室にあるアップルティーとサラダ煎餅を準備。 「甘い物よりお煎餅の方が好きなのよ」と、ポリポリといい音をたてて美味しそうに召し上がっていました。 最後は小多機の「泊り」のご紹介です。 とても眺めの良い広いお部屋で夜間も職員さんの見守りを受けながら安心してお泊りすることができます。 入浴して居室でゆっくりとテレビを観たり、デイルームで皆様とレクやお食事を楽しまれ

頼りにしています!小規模多機能~その1~

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  今回は以前にもご紹介した、レジデンスの2階にある小規模多機能、略して「小多機」。 お手伝いしていた時期もあるので、久しぶりにお邪魔すると懐かしさと安心感でいっぱいでした。 「ブログの撮影なんですけど…」とお伝えすると、利用者様も職員さんも笑顔で快く引き受けていただきました。   そもそも小規模多機能とは専属のケアマネージャーのもと『通い』『宿泊』『訪問』を 24 時間、 365 日一体的に受けることができる地域に密着したサービスです。定員が少ないためアットホームで、馴染みのスタッフさんからサポートを受けられるのが大きな特徴です。 この日はお風呂の日。 清潔で緑あふれる眺めの良い浴室は機械浴なので介護度が高い方でも安心して入浴ができます。 もちろんこちらで準備した物もあるのですが、画像向かって左の壁には皆様こだわりのシャンプーやボディーソープがマツキヨの商品棚のように並んでいてとてもカラフルです。 入浴前にはバイタルチェック。 数値だけでなく、馴染みの関係だからこそ表情やご様子などでも変化がないか笑顔でお声がけをしながら確認します。 そしてパルスオキシメーターは指先が冷たいと測定できないこともあり、スタッフさんはさすって温めます。「バイタルチェック」と聞くと事務的なイメージがありますが、小多機では大切なスキンシップでもあるようにみえました。 入浴後はドライヤーでセット。 まるで自宅の一階で開業している「きよみ美容室」のベテラン美容師さんのようです。 単に乾かすだけでなく、利用者様お好みの分け目やサイドの流し方も熟知されています。 入浴が終わったら水分補給をし一休みしてから、スタッフさんがお洗濯物を持って居室まで同行します。 お風呂上りは血圧の変動も起きやすいので、誰かが一緒にいてくれるのは安心です。 早速、お洗濯。 こちらは洗濯機の置けるタイプの居室ですが、各階にコインランドリーがあるので、そちらを利用することもあります。終了予定時間には再び訪問し乾燥機に掛けたり、干していってくれます。 このようなフットワークの良さは小多機の大きな強みだと思います。 そして記録。 ケアの合間には PC で記録を入力します。 記録は職員さん同士の情報共有・統一したケアを行う・今後のケアの見直し、そして万が一の場合には法的な証拠になる重要な仕事です

アイデア満載防災訓練~その2~

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  前回に続き防災訓練の様子です。 仕切りは防災設備屋さんから施設長にバトンタッチ。 ここでは災害に備えしょうじゅタウンが準備している様々な装置などの取扱いについてレクチャーを受けます。   新調した拡声器を持つ姿はライヴ時の椎名林檎を彷彿とさせます。 今回、普段はなかなかお目にかからない防災対策グッズが登場しますが、流れるように説明をされる様子に、きっと一つ一つの特徴や使い方を勉強されたのでしょう。 まずは EV 車からの給電です。 普段はデイサービスの送迎などで大活躍をしていますが、いざというときは家庭用コンセントが装備されているので、最大 1000w を 15 時間使用可能。 地球温暖化などの環境問題への取り組みとして、今後世界的に電気自動車へシフトしていくのでしょうが、車両価格や充電設備の設置、航続距離の問題等、私にはまだまだ手の届かない未来の乗り物です。 一見、布団乾燥機に見えるこちらはガソリンを使用する発電機。 簡単に持ち運べて 1600w で 4.2 時間~ 10.5 時間使用できるそうです。 音も随分と小さく、形もスタイリッシュです。 夜間屋外での灯かりの確保などにとても重宝しそうです。 そしててっきりスピーカーかと思っていたのはソーラーパネルの蓄電器。 スマホなら50~60回充電できます。燃料を必要としないため室内でも使用でき、また太陽を取り込めば何度でも充電できます。 薄曇りで涼しいくらいが好きな私ですが、こればかりはお日様にガンガンと照っていただきたい! こちらのエンジンのようなものは、ガソリンで動くその名も「エンジン式排水・給水ポンプ」。 地下ピットに保管している飲料用の水を汲み上げくれます。 3 ・ 11 の際は千葉市内でも水が出なくなった地域が多くあったと聞いています。 使わないに越したことはありませんが、このような準備があれば、しばらくの間は困ることはありません。 最後は手作りの簡易トイレです。 私はまだ避難をするような大きな災害に遭っていませんが、ニュースなどを観たり想像の中で、飲み水とトイレは一番の問題だと感じていました。 もちろんこちらは職員さんが使うことを想定して作ってみたようです。 段ボールですが、かなり強化しているので、しっかりと支えてくれます。中にビニール袋を入れて、職員用ト