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9月, 2021の投稿を表示しています

託児所のお月見

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  だんだんと秋らしい気温の日が増え、日が暮れるのも早くなってきました。 なぜでしょう。あんなに暑さが嫌でうんざりしていたのに、いざ秋本番が近づくと少し寂しい気持ちになります。 さて、レジデンス内にある職員さん用の託児所では、子供たちがお月見の壁面制作にチャレンジしました! お月見の主役であるお月様に影をかいています。 ウサギが餅つきをしているように見える部分ですね。 ちなみにウサギは中国・インドなどアジア全体の風習で、東ヨーロッパでは「横を見つめる女性」。南ヨーロッパでは「カニ」。 アラビア半島は「ライオン」。南アメリカでは「ワニ」など、世界各国でその見立ては様々なようです。 こちらの2人はお団子をのせる台を糊付け中。 この機会に台の正式名称を調べてみたところ「三方(さんぼう)」というそうです。 いよいよお団子の登場! 夜空のような紺の台紙に真っ白で真ん丸なお団子がよく映えます。 満月に見立てたお団子15個をうず高く盛り、月が良く見える場所にお供えするのが伝統的な方法とのこと。 な、な、なんと!足の裏に真っ白な絵具を塗っていますが何をしているでしょうか? くすぐったいのかな?みんないい笑顔です。 お月見団子の隣にペタン! 何になるのでしょう? ウサギでした! 可愛い指はウサギの脚と尻尾だったのですね。 思い出を残すと同時に成長もわかる作品になりました。毎回先生方のアイデアには脱帽です。 飾り付けました。スズランテープで作ったススキで季節感がグッと増しました。 実は十五夜の日、娘と月を見る約束をしていましたが二人ともすっかり忘れテレビを観て過ごしちゃいました。 翌日、数人の住民の方から「月がとてもきれいだったわよ!」と言われ見忘れたことを本当に後悔しました。 以前までは初雪や名月などそこまで拘りがなかったのですが、レジデンスにいることで皆様に触発され興味もつようになりました。 拘りがなかった時よりも、生活に彩どりが加わったようです。

芸術の秋 Y画伯作品集

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  レジデンスのある千葉市美浜区はここ数日涼しい日が続き、秋の気配を感じています。 『食欲の秋』と言いたいところですが緊急事態宣言も月末まで延長し、外食はもうしばらくガマンガマン。 ということで『芸術の秋』にスポットを当てて、過去にも何度かご紹介しましたレジデンスが誇るY画伯の作品をご紹介したいと思います。 創作風景 穏やかで品があり、検温や安否確認でお邪魔するといつも優しい笑顔で対応してくださるY様。御年90歳! 絵画の他に読書やラジオ聴取など、お一人での時間も有意義に使われており、このコロナ禍の過ごし方として私も刺激を受け参考にさせていただいています。 といってもなかなか実行に移せず、休日は相変わらず涅槃像のように過ごしているのが私の悪いところ… 石清水八幡宮 京都にある日本三大八幡宮の一つ。 朱塗りの社殿は国宝に指定されており、2013年には「そうだ、京都に行こう」のキャンペーンの舞台に選ばれました。 全国屈指の厄除けのご利益があるといわれ、名だたる戦国武将が必勝祈願に訪れており、かの有名な松下幸之助も信仰していたとのこと。 隣に並ぶ木は樹齢700年の『タブノキ』。その幹は約7メートル近くになる巨木です。 生き生き力強く、絵からでもパワーをいただけそうです。 写真と並べると構図や濃淡など、限られた色の色鉛筆を駆使され非常に高い再現率だと驚きました。 こちらは以前もご紹介した、レジデンスとお隣の特養に沿っいる桜並木の絵です。 訪問リハビリの先生が撮ってきた写真を絵にされたものですが、リハビリと聞くと歩行訓練やマッサージという思い込みがあったので、その方の趣味や特技をいかしたアプローチがあることを知りました。 お孫さんも大人の塗り絵を買ってきてくださったり、タブレットの使い方を教えてくれたりすると嬉しそうに話しされていて、周りの方がY様の趣味にとても強力的で応援しているご様子が伝わってきました。 聖徳太子 お札にもなっていた聖徳太子ですが、ピンクの背景と合わせているところが斬新で新感覚。 元となった絵は『聖徳太子二王子像』左側が殖栗皇子(えぐりのみこ)。右側は山背大兄王(やましろおおえのおう) こちらの聖徳太子が紙幣の原画になったそうです。 歴史と由緒ある題材ですが、背景にパステルカラーを使ったことで飾ってあるデスク周りがとても華やかです。 デスクは常に整理整頓さ

4月からのイベント食

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  早いもので今年も残り3ケ月あまりです。 終わりの見えないコロナ禍で、東京オリンピック開催。 良くも悪くも経験したことのない一年だったといえるでしょう。 接触を避けるためにレジデンスでは各種イベントを中止しておりますが、住民の皆様の胃袋を支える栄養課の職員さん達は、こんな時だからこそアイデアを出し合い、新しい試みにもチャレンジしてくださっています! 4月 お花見弁当 ・桜ごはん ・天ぷら ・筍の煮物 ・菜の花のお浸し ・漬物 旬の食材をふんだんに使った華やかなメニュー。 桜並木に隣接して建っているレジデンスですが、今年もお花見には行けずじまい。 しかしこんな素敵なお食事がお部屋に届いたら、気持ちも晴れやかになれそうです。 5月 こどもの日のメニュー ・オムライス ・クリームコロッケ ・ほうれん草のソテー ・ブロッコリーの明太マヨ和え スプーンで崩してしまうのがもったいないほどプルっとしたオムライス。 介護職に就いて驚いたことの一つに、高齢者の方は思っていた以上に洋食がお好きだったことです。 いま若い世代にも昭和レトロな喫茶店が流行っているようですが、昔ながらの洋食屋さんメニューの人気ぶりは世代問わず、といったとこでしょうか。 6月 父の日メニュー ・カツカレー ・そら豆のサラダ ・フルーツポンチ こちらも見た目から食欲をそそられるメニューです。 なぜカツカレーなのか考えてみましたが。 いつも働いて疲れているお父さんにスタミナをつけて欲しい。いやっ、お父さんこれ食べてもっと頑張って!の意味合いなのか。 男性からの圧倒的指示があるカレーとトンカツを組み合わせることで、これ以上ない敬意を表しているのか… とにかくカツカレーには妄想を膨らませさせるパワーがあることは間違いなし! 調理師メニュー ・あんかけ焼きそば ・春巻き ・杏仁豆腐 こちらは『調理師メニュー』といって、調理師さんの得意料理や発案したものを管理栄養士さんと話し合って決めるそうですが、食欲をそそる美味しそうな献立になりました。中華が得意な調理師さんなんでしょう。 家では安価で簡単なソース焼きそばしか作らないので、出前や外食で注文するほど大好きなメニューです。 辛子とお酢で味変すると無限に食べられ続けそうです。この日、社食を頼まなかったことに後悔しかありません。 7月 七夕 ・七夕素麺 ・天ぷら ・筍と豆の薄