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9月, 2022の投稿を表示しています

ドア飾り

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  レジデンスの居室のドアにはそれぞれ装飾をされている方も多く、理由として「自分の居室の目印」や「デイサービスや手作り教室での作品」など様々です。 今回はドア飾りと、そしてそれにまつわるエピソードをご紹介したいと思います。 レジデンスの前にいらした施設の職員さんが作ってくださったヒマワリのブーケ。 夏の空のようなブルーのラッピングとヒマワリの黄色が映えていて、遠くからでもとても目立ちます。 住民の M 様は線が細く、美容にも気を使っていらっしゃるのでお肌はツヤツヤのモチモチ。 ヒマワリというよりは真っ白なゼラニウムというイメージでした。 ある日お散歩中に転倒され顔に大きなあざや擦過傷をつくられたことがあり、相当落ち込まれているだろうと気になりお邪魔すると、完治に向けてとても前向きで、転ばれた時の状況も冷静に笑顔を交えながら説明される姿に安堵しました。 お話されていたとおり、痕が残ると思っていたお顔は嘘のようにきれいになり、デイサービスも復活。 太陽に向いて咲くヒマワリのようにたくましい女性です。 こちらはお花のリース。 社交的でレジデンス内にお友達も多い I 様。 娘様のお話ですとある日お母様が「ドアに飾りを付けているとこがあるのよ」っと、娘様いわく遠回しにおねだりされているのかなと思い、幸福を呼ぶといわれているリースをプレゼントしたそうです。 女性はいくつになっても可愛いものに目がないのだと実感。   お孫様手作りのステンシルの素敵な表札に同系色のお花。 表札はこちらに越してくる前からお使いだったお品だそうです。 室内も優しいブルーで統一されているのでお母様のお好きな色なのかもしれません。そんなお部屋で読書をされたり、窓から保育所の子供たちを眺めたりしてお過ごしになっているお姿はまるでフランス映画の一場面のようです。 最後は私にとっても思い出深い手作りの表札。 隣の特養で行っているその年のしょうじゅ祭のテーマが「沖縄」だったので、レジデンスの手作り教室でシーサーをあしらった手作り表札を作成しました。 コロナ禍になってから、しょうじゅ祭も手作り教室も中止しているので考え深く懐かしい作品です。 レジデンスのカフェでコーヒーを飲まれるときはグリーンかブルーのカップ選ばれているので、暖色系の作品は珍しいと思いましたが、い

リフレッシュ体操

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  毎月定期的に開催している大人気のリフレッシュ体操。 久しぶりにお邪魔したのですが、ちょうど太極拳を行っていて皆様の動きがどんどんシンクロしていく様子に暫くくぎ付けになりました。 体操は掲示板やエレベーター内に掲示し、検温を兼ねてお声がけもしており基本的には任意ですが、多くの方にご参加いただいています。 美人で明るいインストラクターさんの人気に加え、コロナ禍で外出の機会が減ったからこそ身体を動かしたい方が多いのかもしれません。 運動神経がないうえに対面だと左右が分からなくなってしまう私ですが、皆様きれいに揃っていて圧巻。 先生の声掛けもとても上手なので、シャイな方も気付けばどんどんノッてきてしまうのでしょう。いつか皆様と一緒にダンスなどやってみたくなる一枚です! リフレッシュ体操は普段あまり使わない筋肉も動かしていると聞いていましたが この画像を見たときによく見かける動作ではありますが、日常生活ではなかなかピンッと両手を伸ばすことは少ないのかなと試しに同じポーズをやってみたところ、肩と肘の筋肉をしっかり使っている感覚があり 調べてみるとリンパの流れをよくして肩こり解消や、肘の収縮をスムーズにしたりと、単純な動作ですが色々な効果が期待できそうです。 最後は大人気の太極拳で締めくくり、参加者の皆様から拍手がおきていました。 時間や人数などいろいろな制約があるなかで、このように盛り上がってくださっていることは勇気をもって開催していて良かったと思える一瞬です。 一時中断していたリフレッシュ体操を再開するにあたり、私たち職員もかなりの葛藤がありました。 しかし住民の皆様からのご要望、そして生き生きとご参加いただいているご様子を拝見し このような時だからこそ、身体を動かすことや人との繋がりの大切さが伝わってきました。 コロナ禍はまだまだ続くと思われ、先の見えない不安を抱えていないわけではありませんが 「レジデンスらしさ」について深く考えるきっかけになったと少しポジティブに捉えられるようになりました。

レベルアップ2

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  前回は俗にいう鉄パイプを繋ぎウインチを引っ掛けるヤグラを組立ましたが、今回は水の入ったタンクを実際に 4階の外階段まで引き上げる訓練を行いました。 非常時に使うものなので不謹慎かもしれませんが、前回同様にワクワクしています。   災害対策グッズの収納時。ナントカレンジャーのようなカラフルな色合い、そしてクローゼットの足元にちょこんと鎮座している様子はまるで子供の大型玩具がしまってあるかのようですが、これから始まる壮大な物語の重要な登場人物たちです。     前回の出番はぶら下げるところまでだったランボルギーニ風のきれいなイエローのウインチこそ今回の主役。 彼の活躍を見たくて参加しているといっても過言ではありません! 前回ご紹介した単管パイプで4階の外階段にウインチを下げるための頑丈なポールを設置。 このサイズ感で300㎏までを持ち上げられるというから、にわかには信じられません。 ちなみに300㎏ってどんなもの?と調べてみたら、ホッキョクグマ・グランドピアノ・1300ccのバイクなどで、更に想像が難しくなってしまいました。 いくらスペックが高くても原動力がなくてはさすがのウインチも動きません。 そこでガソリンで可動するカウンタックのような情熱的な赤色の発電機が登場。 リコイルスターターといってロープを一気に引いてエンジンを始動するのですが、最初は少し煙がでてそのうち出なくなります。 そして発電機の音は縁日などの夏の思い出ですが、こちらはとても静かです。 タンクを迎えに行くべくウインチが滑らかに下りていきます。 バンジージャンプの時に芸人さんが装着している CCD カメラのようなアングルを狙ったのですが4階ってこんなに高いのですね…スマホを落とさないように必死でした。 横から見た図。 ウインチが下がっているポールは可動式なので下降中も風や障害物などを考慮し向きを調整します。 今回は試験的に行っているので、タンクの水は少な目にしてあります。 ウインチのワイヤーを持ち手に通し準備完了。 いよいよ出発です。 スルスルと上がっていきます。自分が関わったものが機械で高所に上がっているという初めての状況に興奮していましたが、人生詰めが甘いタイプなので冷静を装い見守りました。 万が一落下したらプラスチックなのでバウンドし