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最近また各地で震度5クラスの地震がおきています。
私はここ幸町で311を経験していますので、再びあのような地震が起こるだろうと覚悟をしていますが、大切なのは覚悟より準備!
 そこで今回は一見、高齢者施設のブログらしからぬ内容になっていますが、レジデンスの本気の取り組みをご紹介したいと思います



 








こちらはしょうじゅクリニックの床下収納。
と思いきや、この蓋を開けると垂直に降りるハシゴがあり地下6mには飲み水用の45tの貯水タンクが設置されています。長年働いていますが、この扉の下にはどんな世界が広がっているのか全く想像がつきません。
そして、いざというときこの貯水タンクから水を汲み、どうやって6m上の地上に上げるのか。
いま私の脳内では「世界ふしぎ発見!」のテーマソングが流れています。










さて、高齢者施設とは無縁そうな資材や工具。

 

・単管パイプ(鉄パイプ)

想像よりはるかに重く、ドラマの中ではやんちゃな生徒が簡単に振り回したり、当たっても「いってぇ~」と相手を睨みつけながら口元の血を手で拭ったりするシーンをよく見かけますが、そんな程度で済むものではないと確信。良くて全治数ケ月ではないでしょうか。












・クランプ
金色で複雑な形をしており単管パイプに付いているのは繋ぎ金具のクランプです。
単管パイプをラチェットレンチという工具を使い繋いでいく部品ですが、見た目の美し さに加え、取扱いは簡単なのにガッチリと頼りがいがある、まるで理想の男性像です。


















・固定ベース

   建地(たてぢ)といって柱となる単管パイプを垂直に立てるための資材です。
レジデンスのロビーでは浮いてしまいそうなはずなのに、クランプ同様に少しレトロ感のある金色が不思議とインテリアによく合っています。

















固定ベース・単管パイプ・クランプの三重奏。床やソファーとの調和、そしてクランプ
美しさに魅了され、私にはもはやギリシャ神殿の円柱のように見えます。
初めての経験ですが、すでにこの段階で水を得た魚のように生き生きと作業をしている
分に気付きました。













出来上がってきました。
実際は最初にご紹介したクリニックの床下収納の上(地下ピットへの入り口)に設置し
ます。
このあたりでピンときた方も多いかと思いますが、私も点と点が線になった瞬間次々と
メージが湧いてきて、それはもはや「世界ふしぎ発見!」ではなく「川口浩探検隊」を
彷彿とさせるものでした。















まず1人が地下ピットに降り貯水タンクの水をポリタンク等に入れ、降下させたウイン
に引っ掛け地上に上げていきます。まだ試していませんが、想像の段階では出来る自
しかありません!
しかし、停電になっていると予想し以前紹介した発電機やヘッドライトを利用して
行う想定ですが、津波で地下ピット自体が使用できないかもしれません。
どのような状況になるのかは全く見当もつきませんが、これだけの機材があり、
そしそれらの使い方をマスターしていれば、状況に合わせ対応していけると少しだけ
自分がレベルアップしたような気持ちになりました。





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