その後のナス

 

以前植えたナスがいよいよ収穫時期になりました。
あっという間の出来事で、休暇中に実がなった苗に植え替えたのかと疑うくらいの成長ぶりです。そこで今回はその後のナスについてご紹介したいと思います。














少し遡ります。
90代とは思えない、若々しくダンディな住民の方が土を耕したところから物語は始まります。ナスにとってはそこがお家でもありベッドにもなるので、環境作りは成長を左右する重要な作業になります。















栄養たっぷりで、きれいに整備された畝にナスの苗を植えました。
これから欠かさず日々の手入れがはじまります。
あくまでも私の考えですが、人間の子供はたくさん手を掛けたからといって必ずいい子に育つとは限らないと思いますが、ナスは違う。きっと応えてくれるでしょう。
 
















ある日、黒髪ロングに紫のドレスを着たナスの花の妖精を発見。
この花が落ちることなく無事に成長すれば実になるようです。
とってもチャーミングですが色合い的にはまるで悪役のディズニーヴィランズを彷彿とさせます。
 
「ナス 育て方」でググると「初心者でも簡単」などの緩そうなワードが出てきますが、水や日照不足、肥料過多などで実がならないことも多く、葉が茂ると風通しも悪くなるのでこまめに取り除かなくてはいけません。
愛情と継続力、そして天候などの運も兼ね備えていないと美味しいナスにはならないのですね。















皆さんの手厚いお世話のおかげで実がなりはじめましたが、まだまだキッズ。
しかし実際に実ができてきたことで想像が現実味を帯びてきました。
想像といっても、たわわに実がなっている豊作の図ではなく、生姜ののったシギ焼きや油でツヤツヤしている麻婆茄子です。












































それは突然やってきました。気付けばアチラコチラに見事に成長した立派なナスの姿を確認!
久しぶりに友達の子供に会うとあまりの成長ぶりに驚愕することが多々ありますが、まさにその心境です。
成長したらプリンセスになると勝手に想像していたのです、サルバドールダリのヒゲをもつ紳士のようでした。

 
















いよいよ収穫。
見た目はスーパーで見かけるものと変わらずにツヤツヤして肉詰まり感もありますが、どうなのでしょう。
やはりプロである農家の方が作ったものとは少し違うのだろうなと想像しました。

 

















































早速自宅に持って帰り、ナスの揚げ浸しに。
娘が作ってくれた一品ですが、親バカではなくこれが絶品!
少し酸味が効いた出汁がしっかり実が詰まっていて程よい歯ごたえのある揚げナスにしみ込んで、さっぱりしているのにあとをひき、食欲が落ちるこの時期にはうってつけだと思います。
何を隠そうすでに数回たべているのですが、お米はもちろん、そうめんやざるうどんにもよく合う万能なおかずでした!
小腸や大腸を経て海に帰るまでナスの冒険はまだまだ続きますが、大人の事情で割愛させていただきます。
 
こうして畝立てから美味しくいただくまでの一連の流れを経験。
レジデンスは作物をはじめ緑化に力を入れており、そして欠かさずお世話をしてくださる方がいるからこそ味わえる贅沢だと感謝しています。

 




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