タイトルの「畝」皆様は読めますでしょうか。
私はパソコンの手書きができるIMEパッドで調べました。
その畝を中心に毎年様々な野菜や果物を栽培している「しょうじゅファーム」をご紹介したいと思います。
今回は住民の皆様と一緒に人気の夏野菜TOP5には入るであろうナスを植えました!
料理のジャンルを問わない定番野菜になっていますが、少し調べたところ奈良時代は天皇や皇族など、身分の髙い人しか食べることができなかったとのこと。
紫色は身分の髙い人しか身に着けることのできない高貴な色と言われている理由が分かる気がします。













まずは畝(うね)作りです。「畝立て(うねだて)」ともいうそうですが、そもそも畝とは作物を作るためのに何本も間隔をあけて細長く直線状に土を盛り上げた所のことをいいます。
盛り上げることで水捌けをと通気性が良くなります。ナスは水分が少ないと皮が固くなるそうです。

男性の住民の方がクワを巧みに使い土を盛り上げていきますが、後退しながら行うのがセオリー。
弓道や書道がお得意で、ファッションも都会的な印象の方なので見事なクワ捌きにはじめはレジデンスの営繕さんだと思っていました。















スコップを持つ職員さんと共同作業。
前もって石は取り除いていましたが、きれいな山が出来てきました。
緑化隊長である職員さんのスコップ捌きもさすがにプロの技が光っています。


















平で石ころだらけだった場所が立派な畑に変わりました。
阿吽の呼吸で流れるように作業をされているその経験値の高さに「畝(うね)」も読めず、意味も知らなかったことが少し恥ずかしくなってしまいました。
そして植える前の準備の工程はTOKIOの番組でみたことがある程度だったので、更地がどんどんと畑に変わっていく様子にくぎ付けになりました。













空いているスペースにはコスモスの種を撒きました。
これでまた一つ楽しみが増えました。














レジデンス名物の暖炉からでた灰。
カルシウムやミネラルを多く含み、善玉菌を活性化させ生育を促進してくれる天然の肥料になるそうです。
暖をとり、炎を見て癒された後は美味しい作物の栽培に貢献してくれるまさにサスティナブル。















こちらは購入した肥料。

・骨粉入油粕
 質素・リン・カリウムの肥料の三大要素がバランスよく含まれているので草花の生育を助     け、さらに微生物を増やし土壌改良材の役割も果たすそうです。


・発酵鶏糞
 ニワトリさんからの贈り物を高温で加熱処理をしたもの。
 作物を丈夫にする効果があり、苗を植える一週間ほど前に土に混ぜ込んでおき、植えてか
 らも追肥として使用できるそうです。
 
 これら有機肥料は即効性はないが持続性があり土壌改良に適しているそうです。


・科学肥料
 鉱石などの無機物から抽出した成分が原料。
 即効性があり、臭いの発生や害虫の被害にあいにくい。工場生産ができるので安価なもの  
 が多いが、土壌改良効果がなく過剰使用すると「肥料やけ(しおれたり枯れたり」起こりや
 すいというデメリットもあるとのこと。

と、今回のブログを書くにあたり初めて肥料ついて学びました。種類も豊富で役割や効き方もそれぞれなので上手く組み合わせて使用することによって最大限のポテンシャルを引き出せるのです!
石だらけでカチカチだった場所が皆様の手と知識によって栄養たっぷりのフカフカな畑になり、見学されていた住民の方も「あれはプロの仕事だよ!」と笑顔でお話されていました。














ナスの苗を植えました。
畝立からみていたので情が湧き、スクスク育って欲しい気持ちでいっぱいです。
しかし眺めているあいだ何度も麻婆茄子やしぎ焼きがちらつき、この気持ちは親心とは別物だということに気づいてしまいました。


















赤ちゃんからキッズになり、緑化隊長が雨風に負けないよう支柱立てをしてくれました。
「ナスは水で作る」といわれているほど水やりが大切だそうで、他にも害虫駆除や追肥、新たに実をつけるための更新剪定など、立派で美味しい実に成長するためには日々のお世話が欠かせません。

学費や習い事、成人式や結婚式…私の両親も苦労をし色々と手を掛けてくれたのに、何も恩返しができていないなぁ…とナスの栽培をみて何故か自分の人生と重ね合わせてしまいました。
今回改めてお食事前の「いただきます」の意味、そして親孝行について考える良い機会になりました。


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