初雪
お正月も明け、いつもの日常生活が戻ってきたと思っていた矢先のことでした。
雪の予報でも比較的暖かい美浜区はほぼ積もる可能性は低かったので、こんな景色が見れるとは思っていませんでした。
翌日の画像です。
澄んだ青空と対照的に昨日の雪が残り一面は銀世界。
写真に収めよう!目にも焼き付けよう!とテンションも上がっていましたが、雪の日にはニュースで必ず見かける転倒するサラリーマンの姿が脳内で何度リフレインしており、とにかく滑って転倒しないことだけに全集中しながら出勤。
素晴らしい景色とは裏腹に、日陰の舗装はガチガチに凍っており、小股でいつもの倍近い時間をかけて歩きました。
前日の大雪が嘘のようにいいお天気でこんなにお日様が照っており、きれいな雪景色も割と短時間で見納めになりそうなので夢中でシャッターをきりました。
以前ダンプカーに乗せてもらい高速道路を走ったとき、目線の高さが変わるだけで見慣れた景色がとても新鮮に見えたのですが、それと同じような感覚です。
積もった雪に足跡を着けたくなる現象に名前をつけるとしたらなんでしょうか。
まずその動機を少しネットで調べたところ
・自分の存在確認
・開拓者魂
・動物行動学
など色々な見解が載っていましたが、それらを総称して「マーキング」ではどうでしょう。
そしてこちらはレジデンス前にあるマルエツや郵便局に向かう遊歩道。
美しい樹氷のように木々に雪が積もっており、お買い物で通いなれた道がまるでヒルズや表参道のイルミネーションのようです。
桜並木の遊歩道がある公園。一足早く桜が開花したような景色です。
朝早く撮影した画像ですが、これだけ積もっていれば日中子供たちも雪だるま作りや雪合戦を楽しめたのではないでしょうか。
レジデンスから特養へ続く道。
何のフィルターも使っていなのに全体の色味に統一感があり、しょうじゅ美浜の建物がさらに瀟洒でスタイリッシュに写っています。
撮影に夢中になっていてふと目をやると千葉市からいただいたパンジーとスノーポールにも雪が積もっていました!
「耐寒性植物」とのことではありますが、真っ白い雪の合間からのぞくカラフルな花びらが寒々しい…
雪の降った夜に何度も思い出していたのが、いつもレジデンスの植え込みで日向ぼっこをしている地域猫のことです。
翌朝気になって真っ先に見に行くと外階段で寒さをしのいでいて、心細かったのでしょうか、こちらに何かを訴えかけるようにニャーニャーと鳴いている姿を初めて見ました。
美しさと自然の厳しさを教えられた初雪。
ニュースではお約束の如くスッテンコロリンのシーンが流れていますが、個人情報の取り扱いに厳しいご時世、顔にモザイクをいれなくても大丈夫なのかそちらが気になります。
雪に埋もれたパンジー達ですが、いまも元気に咲いています!
地域猫はお日様のおかげで雪解けが早く、お気に入りの居場所を取り戻しました。
雪景色は本当にきれいですが、こんなホッコリした姿をみると春が待ち遠しくなります。