顔合わせ会

 


去年のクリスマスの日、「顔合わせ会」を行いました。
いままで頻繁に開催してきた各種イベントが中止になり、新しく入居された方が顔なじみをつくるチャンスが減ってしまいました。
特に去年は住民の方の入れ替わりの多い年であり「こんな時期だから仕方ない」と言ってしまえばその通りなのですが、ご高齢になってから住まいや環境が変わり、そして周りにお話し相手のいない生活は私たち職員にとっても一番の心配事でした。
そのため協議を重ねた結果「顔合わせ会」と称して希望者様が集い、自己紹介をしていただく機会を開催することになりました。













大きなXmasツリーの周りに住民の皆様が集まってきました。
本来であれば軽食やおつまみ、もちろんお酒やジュースも豊富に準備しているので今回見た目の華やかさには欠けますが、こんな時期だからこそ年末こうして皆様と無事に過ごせることに感謝しかないです。















男性陣の参加が多いのもレジデンスの特徴かもしれません。酒を酌み交わした仲ですから絆は強い!
そして一年を振り返ると、実家の両親よりも住民の皆様と一緒に過ごしている時間のほうが長いことに気付くわけです。













暖炉付近にあるフカフカの一人掛けソファをGETで思わずピース。
ピースサインは世代問わず、正真正銘のロングセラーですね!















ちなみに人気スポット暖炉前のご様子です。絶妙なディスタンス。
日頃あまりロビーに来られない方もこの機会に暖炉を満喫していただきました。
寒い時期だけの贅沢な時間。












さて、自己紹介が始まりました。
長年勤めていますが皆様のこのようなお姿を拝見するのは初めてなので興味津々。そしてなぜか私までが少し緊張していましたが
そんな私とは裏腹に、マスク越しでも分かるこの素敵な笑顔に余裕を感じました。













普段はシャイで控えめな方が躊躇することなく笑顔でスマートに自己紹介されている姿に、知らなかった一面が見れたような気持ちになり
また職場や家庭で幾度となくそのような場面を経験されてきたのだろうなぁ…と、人生の先輩方の歴史を感じました。














ふと気づくと、皆様は普段よりも少しだけおめかしされているように見えます。
お出かけする・誰かと会う。ウキウキしながら洋服を選び、時間をかけ丁寧にお化粧をしていたことがあったのに
コロナのせいだけでなく、私がここ数年面倒で手を抜いていたことです。
住民の皆様の世代はきっと「おめかし」ではなく「礼儀」なのかもしれないと感じました。














若い頃は歳を重ねていくことに怖さや寂しさを感じていて、50を過ぎてからはもはや吹っ切れたように開き直っていましたが、そうやって自分を励ましていたのかもしれません。
レジデンスで働くようになり「自分の歳の取り方」について、いい意味で色々考えるようになりました。
流行り病が2年も続くとは思ってもおらず、ますます人生の先行きが見えづらくなっていますが、いくつになっても笑顔の多い毎日でありたい、更に欲を出せばこの画像の方のように明るくチャーミングな人でありたいと考えています。

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