投稿

1月, 2022の投稿を表示しています

研修

イメージ
  20年以上前に介護福祉士の資格を取得をし、一時期ブランクもあった私にとってケアの方法や介護機器などはまさに日進月歩であり、アップデートを繰り返していかないと最新の情報や技術も得られません。そのため受講料や交通費も掛からない社内研修は実に便利で本当に助かっています。 今回はその一部をご紹介したいと思います。 この日はレジデンスのフリースペースにて理学療法士さんによる褥瘡予防の研修です。 まずはプロジェクターを使用した座学から。 やはりベッド上や車椅子でお過ごしになる時間の長い利用者様は、支えになっている部位に負荷が掛かりやすく血流が悪くなりそれが褥瘡に繋がってしまいます。 実際どのくらい負荷が掛かっているのか、どのように防ぐのかを実践さながらに勉強しました。 では先ほどの座学を踏まえ実技訓練に入りますが、まずはリハビリの先生による実技指導。 褥瘡予防を全くしない状況で体にはどのくらい負荷がかかっているのか計測します。   「体圧計測器」のセンサーパッドを褥瘡のできやすいかかとに設置。 と、まるで知っているかの如く書いていますが、この研修で初めて存在を知った機械です。 部位の体圧値は40mmHg程度が理想的といわれているそうですが、60近い数値です。 かかとが当たらないようにクッションを挟んでみました。見た目にもこちらのほうが気持ちよさそうです。 な、な、なんと1/10以下!4,9mmHg! 減ったどころか桁が変わりました! 数値で違いが見れるとこれほどまでに分かりやすく、そしてクッション一つでこんなに変わるのだとポジショニングの重要性を改めて感じました。 介護の現場ではよく目にする光景ですが、はっきりと数値化することで今までと取り組み方が変わってくると思います。 それではそれぞれペアになって実技を始めます。 現場で経験していても改めてやるとなると緊張するものです。慣れているからこその我流の癖が出てしまうこともあり 私はいつも初心に返り真っ新な気持ちでチャレンジするようにしています。 こちらは褥瘡ができやすい部位の一つである肩甲骨に折りたたんだタオルを挟んでいます。 骨が突出している部分は圧迫を受けやすいだけでなく、筋肉や脂肪も少ないので血流も乏しく褥瘡になりやすいそうです。 お手本をもとにかかとの褥瘡予防です。 お体に触れるのでお声がけなどの接遇も重要となり、利用

初雪

イメージ
  お正月も明け、いつもの日常生活が戻ってきたと思っていた矢先のことでした。 雪の予報でも比較的暖かい美浜区はほぼ積もる可能性は低かったので、こんな景色が見れるとは思っていませんでした。 翌日の画像です。 澄んだ青空と対照的に昨日の雪が残り一面は銀世界。 写真に収めよう!目にも焼き付けよう!とテンションも上がっていましたが、雪の日にはニュースで必ず見かける転倒するサラリーマンの姿が脳内で何度リフレインしており、とにかく滑って転倒しないことだけに全集中しながら出勤。 素晴らしい景色とは裏腹に、日陰の舗装はガチガチに凍っており、小股でいつもの倍近い時間をかけて歩きました。 前日の大雪が嘘のようにいいお天気でこんなにお日様が照っており、きれいな雪景色も割と短時間で見納めになりそうなので夢中でシャッターをきりました。 以前ダンプカーに乗せてもらい高速道路を走ったとき、目線の高さが変わるだけで見慣れた景色がとても新鮮に見えたのですが、それと同じような感覚です。 積もった雪に足跡を着けたくなる現象に名前をつけるとしたらなんでしょうか。 まずその動機を少しネットで調べたところ ・自分の存在確認 ・開拓者魂 ・動物行動学 など色々な見解が載っていましたが、それらを総称して「マーキング」ではどうでしょう。 そしてこちらはレジデンス前にあるマルエツや郵便局に向かう遊歩道。 美しい樹氷のように木々に雪が積もっており、お買い物で通いなれた道がまるでヒルズや表参道のイルミネーションのようです。 桜並木の遊歩道がある公園。一足早く桜が開花したような景色です。 朝早く撮影した画像ですが、これだけ積もっていれば日中子供たちも雪だるま作りや雪合戦を楽しめたのではないでしょうか。 レジデンスから特養へ続く道。 何のフィルターも使っていなのに全体の色味に統一感があり、しょうじゅ美浜の建物がさらに瀟洒でスタイリッシュに写っています。 撮影に夢中になっていてふと目をやると千葉市からいただいたパンジーとスノーポールにも雪が積もっていました! 「耐寒性植物」とのことではありますが、真っ白い雪の合間からのぞくカラフルな花びらが寒々しい… 雪の降った夜に何度も思い出していたのが、いつもレジデンスの植え込みで日向ぼっこをしている地域猫のことです。 翌朝気になって真っ先に見に行くと外階段で寒さをしのいでいて、心細かった

顔合わせ会

イメージ
  去年のクリスマスの日、「顔合わせ会」を行いました。 いままで頻繁に開催してきた各種イベントが中止になり、新しく入居された方が顔なじみをつくるチャンスが減ってしまいました。 特に去年は住民の方の入れ替わりの多い年であり「こんな時期だから仕方ない」と言ってしまえばその通りなのですが、ご高齢になってから住まいや環境が変わり、そして周りにお話し相手のいない生活は私たち職員にとっても一番の心配事でした。 そのため協議を重ねた結果「顔合わせ会」と称して希望者様が集い、自己紹介をしていただく機会を開催することになりました。 大きなXmasツリーの周りに住民の皆様が集まってきました。 本来であれば軽食やおつまみ、もちろんお酒やジュースも豊富に準備しているので今回見た目の華やかさには欠けますが、こんな時期だからこそ年末こうして皆様と無事に過ごせることに感謝しかないです。 男性陣の参加が多いのもレジデンスの特徴かもしれません。酒を酌み交わした仲ですから絆は強い! そして一年を振り返ると、実家の両親よりも住民の皆様と一緒に過ごしている時間のほうが長いことに気付くわけです。 暖炉付近にあるフカフカの一人掛けソファをGETで思わずピース。 ピースサインは世代問わず、正真正銘のロングセラーですね! ちなみに人気スポット暖炉前のご様子です。絶妙なディスタンス。 日頃あまりロビーに来られない方もこの機会に暖炉を満喫していただきました。 寒い時期だけの贅沢な時間。 さて、自己紹介が始まりました。 長年勤めていますが皆様のこのようなお姿を拝見するのは初めてなので興味津々。そしてなぜか私までが少し緊張していましたが そんな私とは裏腹に、マスク越しでも分かるこの素敵な笑顔に余裕を感じました。 普段はシャイで控えめな方が躊躇することなく笑顔でスマートに自己紹介されている姿に、知らなかった一面が見れたような気持ちになり また職場や家庭で幾度となくそのような場面を経験されてきたのだろうなぁ…と、人生の先輩方の歴史を感じました。 ふと気づくと、皆様は普段よりも少しだけおめかしされているように見えます。 お出かけする・誰かと会う。ウキウキしながら洋服を選び、時間をかけ丁寧にお化粧をしていたことがあったのに コロナのせいだけでなく、私がここ数年面倒で手を抜いていたことです。 住民の皆様の世代はきっと「おめかし」で

新年のご挨拶

  新年あけましておめでとうございます。 2022 年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 日頃より、当法人をご利用頂き、心より御礼申し上げます。当法人も皆様方のお力添えをもちまして、無事に新春を迎えることができました。誠にありがとうございます。 さて、新型コロナウイルスもオミクロン株という変異株が世界中でまん延する中、いまだ平穏を取り戻すことが出来ていません。 人との関わりは制限され、親や親戚、友人に会うのにも気を遣う現状が続いており、まだまだ厳しい状況に終わりが見えてきませんが、このような厳しい状況だからこそ、家族や地域のつながり、人と人とのつながりがより大切なものになってくると思います。 当法人においても、今年一年、地域の人と人との結びつきを大切にし、皆様からより信頼していただける法人を目指して頑張ってまいりたいと思います。 最後に、皆様方のご健勝とご多幸をご祈念申し上げますとともに、一日も早く新型コロナウイルス感染症の影響のない普段の生活に戻れることを念じまして、新年のご挨拶とさせていただきます。               社会福祉法人兼愛会 しょうじゅの里三保                  理事長・施設長   赤枝 眞紀子 

2022年 新年のご挨拶

   新年、明けましておめでとうございます。  平素より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申しあげます。  8年目を迎えますレジデンスにおきましては、おかげさまを持ちまして面会におな られますご家族様及び出入りされる事業所様のご理解ご協力もあり入居者様並びに職員 に おきましても現時点では影響を受けておりません。 入居者の皆様におかれましてはマスク、検温、 外出後の手洗いに関して日常のルーティンとなっているお陰でレジデンスでの感染予防が徹底されているのだと認識しております。 12 月 25 日には 2 年ぶりにイベントとして「顔合わせ会」を行うことができ 半数近くの方に ご参加いただきました。コロナ禍でイベントを自粛しておりましたが普段コミュニケーション不足で過ごされていた入居者様同士の時間を再会できればと願っております。 現在のレジデンスは、 99 名満床(男性 42 名・女性 57 名) 平均年齢 84 歳        平均要介護度1 .99  最高年齢 97 歳( 90 歳以上の方が 29 名)               退居された方の平均入居期間  39 ケ月 で推移しております。 2 月にはブースター接種を前回同様館内で実施する予定です。(モデルナ) 今年が皆様にとりまして 「永寿嘉福」 となることを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。   2022 年1月2日 しょうじゅレジデンス   管理者  堀口誠一