With コロナ

 


 これから桜の見ごろを迎えるという頃からもう何ケ月過ぎたでしょうか。
いまだに面会制限やマスク着用など自粛期間が続いています。オリンピックの延期。有名人も急逝され、毎日感染者数がニュース速報で流れています。レジデンスはもちろん、隣の特養を含めた「しょうじゅタウン」として殆どのイベントが中止となりました。
このような状況下で住民の皆様はどのようにお過ごしになっているのか、職員さん達はどんな対応をとっているのか、少しだけご紹介したいと思います。


































・自作のペーパーホルダー

基本中の基本である、手洗い消毒。メインエントランス入ってすぐ脇に手洗いがありますが、備え付けのジェットタオルの使用を中止したため、ペーパーホルダーを自作しました。足踏みゴミ箱との併用で手指の清潔を保てます。










・ゲート

あえてメインエントランス真正面にこのようなコーナーを設置したことで「ゲート」のような効果があり、無意識のうちに受付やエレベーターホールに進んでしまうということが防げています。
注意喚起の張り紙では目を止めていただけることも少なく、大胆な配置にチャレンジしましたが大成功でした。












・手作りマスク

想像もしなかったマスクの高騰、そして入手困難。サージカルカスクを煮沸消毒して使用する事態になりました。
手先の器用な職員さんが自前の材料でマスクを作って困っている方々に配布を開始。
それを知った裁縫上手な住民の方も材料持ち出しで何枚も作ってくださり、そのモダンで素敵なデザインに大好評となりました。

何より本当に困っているときに、自分の時間や材料を費やしてまで助けていただいた優しさが身に沁みました。











・イベント再開

こんなに長期間自粛生活が続くと思っていなかった方が殆どだと思いますが、職員さんから住民の皆様の体力・気力の低下を心配する声が多くあがり、私たち職員最大の課題になりました。
協議を重ねた結果、構成や内容を大幅に変更し各種イベントを再開。
特に大人気の体操は参加人数をおさえるため二部に分け、マスク着用でも息苦しさを感じないようにとインストラクターさんも試行錯誤してくださいました。












・フロアの広さを有効に

あまりの広さに時にはガランとして見えていた各階の贅沢なフロアは、リハビリや自主練に最適の場所となりました。
まるで「こんなこともあろうかと」と想定していたかのようです。
密になることがないので、自粛期間も体力の維持向上に困ることはありません。





































・毎日検温

レジデンスではお住まいの方全員の検温を実施中。その際、居室の温度の確認や水分摂取のお声がけ等も行っています。
最初は大変だと思っていた検温ですが、職員さんとの雑談を楽しみにしてくださっている方も多く、いまでは大切なコミュニケーションの時間になっています。











 


・いまを象徴する一枚

もし写真コンテストに応募するとしたら、タイトルは迷わず「With コロナ」。
将棋が好きなお父様のためにご家族様が準備されたフェイスシールド姿と、まるでCGのようにきれいな青空のアンバランスがいまを象徴しているような一枚。
どんな状況下でも臆することなく自分らしく生きていらっしゃる頼もしいお姿に見え
また一枚大好きな写真が増えました。

このようにレジデンスではコロナ禍でも住民の皆様がどうすれば生き生きと、そして自分らしくお暮しできるかと日々チャレンジをしています。
仕事量やリスクが増えることもありますが、皆様が嫌な顔一つせず常に協力的で、笑顔でこの状況を乗り切ろうとされているお姿が職員のモチベーションになっています。




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