第1回 認知症カフェ ・ ワークショップ 「ハーバリウム」



今年度より千葉市認知症カフェを開催することになりました。

昨年度までに千葉市では31か所で開催されております。そのうち美浜区では5ヶ所で開催されております。。レジデンスが今年度から開催するに当たり6か所目となります。
認知症カフェは、認知症の方だけが利用されるのではなく、地域の方の参加も重要になります。
地域の中で生活を継続していくためには、本人や周りが身近な関わりからお互いを理解し合う場所として行われています。
レジデンスではワークショップを通し、できる事出来ない事の理解からスタートします。
製作中の会話や行動を繰り返しながら相互理解につなげていきます。
また、ご家族の方の参加も大事になります。認知症に関して悩んでいる事への共感や
他者に知ってほしい。との思いで参加され相談する場所となります。





作り方の説明

ドライフラワーを自分の好みで選びブーケにします。ブーケのバランスが出来栄えに
反映しますので皆さん真剣そのものです。











材料選びに余念なし

束ねてみたものの、『イメージと違う』、『納得できない。』という事で再度材料選びを再開。
こだわる事は時には大事ですね。










みなさん集中!右脳左脳活動全開

ブーケのイメージが決まれば束ねた根本を手芸糸で固定します。
これがかなり細かい指先作業でして、みなさん『難しいわねぇ』と言いながらも
最終的には固定できていました。(少々時間はかかりましたが・・・)


















 肝心要のレイアウト

出来上がったブーケを瓶の中にセットします。レイアウトによって見栄えが変わってくるので
イメージを膨らませながら微調整を繰り返していらっしゃいました。































慎重にオイル注入。

レイアウトが決まれば専用オイルを流し込んで完成ですが、
勢いよく入れてしまうとせっかくのレイアウトが崩れてしまうので、慎重に注ぎます。








参加者集合写真
 
今回は9名の方が参加していただきました。完成した作品を前に納得の表情です。
感想をお聞きしましたが『出来栄えは100点です。』『孫に盗られないようにしなくちゃね』91歳の女性『この年になって初めて作れました。感激しています。』など満足いただいた
お声をいただきました。
 
認知症の方でも環境次第で地域の方達と時間を過ごす事も可能であることを再認識致しました。

また、今回参加された方の娘様で、嫁がれた先で義母が認知症の進行に伴い暴力的になってしまわれ対応に困っているとの相談を受けました。

以前は穏やかな性格だった方が暴力的になられることは決して珍しい事ではないのです。
しかし、何時でも暴力的であるという事ではないのも事実です。では、なぜ暴力的になってしまうのでしょうか?
ひとつには、ご家族を含め周りの方が、良かれと思って何かをされると『やってほしい事は、そうではない。』という思いを言葉で表現できなく手が出てしまうというケースが多く見受けられます。

まずは、相手に『どうしてほしいのか』を確認する事からスタートし、その要求に対応をして差しあげる事ができれば返ってくる言葉は『ありがとう』になるのではないでしょうか。


レジデンスでは年中無休で相談窓口が設けておりますので、何時でもお越し下さい。










次回の認知症カフェ開催日
 
次回のワークショップは体験パステル画教室
令和元年6月16日(日)13:30~
現在(5/29)4名の方がご予約いただいています。
先着10名ですのでお早めにご連絡下さい。
 
 
 


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